出かけておりますしばらくお待ちください(=ↀωↀ=)

わかりあえなくても取り敢えずは惑星のように存在し合えるそんな状態

She left home suddenly.

そういつも突然なんだ

なんの前触れもなく

 

 

弟が生まれて義父との関係がぎくしゃくし始め

もう口すら聞いてくれなくなっていた

母親はバカなりに悩んで

僕と弟をつれて家出をした

 

 

そのころ新幹線が開通していたので

わくわくしたくらいしか記憶にない

 

新しい街で母親は新しい仕事を見つけ

そこの寮での生活が始まり

昼間は昼食代にしては十分すぎるくらいのお金を

もたされデパート屋上のゲームコーナーで夕方まで過ごしていた

 

 

それはいいんだけど

弟も一緒に連れてきていたから

夜はかなりの頻度で泣き出す

しかもほとんど乳児だからギャン泣きです

 

 

僕はオムツ替えたりとか世話したりとか

ほとんどできなかったので

ときどきまわりのおばさんが来て手伝ってくれた

 

 

ていうか母親はどこで何してるん?

 

 

世の中は不条理に満ち溢れていた

どうしてただの小学生の僕が弟と二人で

夜に困っていなければならんの?

 

 

いつも母親は夜もかなり遅くなるくらいに

戻ってきた

そこで初めて部屋にも帰ることが出来たのかな?

記憶があまり定かでないけど

 

 

そして一ヶ月もしないくらいに

またもとの家(義父の家)に戻ることになった

 

そしてどうしてかわからないけど

裏山にむかって大声で謝らなくてはいけなくなったので

 

何時間かずっと大声で

 

ごめんなさい‼️(T . T)

 

ばっかり延々と何時間も言わされ続けた

僕だけ。。。。。。。。。。。

 

 

あとで近所の友達達からそのときのことを冷やかされ

たけど理由が理不尽なので説明もできないし

強要したおっさん(義父)ももうこの世に居ない

 

 

 

母親はそれからも何回も家出を繰り返した

もちろん僕はそのなかで家を追い出された

おっさんは弟が成人したくらいで

離婚調停に巻き込まれ

おっさんは裁判費用を強いられ

退職金を使うしかなく

もうどちらにもメリットのない不毛な戦いの果てに

母親は無情にも二束三文にもならない

田舎の土地をかっさらっていった

 

 

そのちょっとまえに僕は弟に言ったんだ

もう大人なんだから二人がどうなるのか

決めるのは二人の子供である君なんだと

 

弟はもう十分だから二人の好きにしたらいいと

思ったらしくて

それで離婚裁判が始まった

 

 

だから誰にもわだかまりはない。。。はず

なんだけど

ぼくは。。。なんかかなしい

 

 

おっさんに一番最初に出会った時は

なぜかこの世で一番好きなくらいだった

よく二人で遊びに行っていて

いろんなことを話したりした

 

それがなぜか嫌いになったみたいで

とてもひどい目にあわされるようになって

 

おっさんが亡くなったことを知ったのも

つい最近のこと

 

人間は簡単に変われる

それは当たり前のことなんだけど

それでいいんだろうか?

なんか釈然としないんだ