小学生のころ
給食費が払えませんと先生に言うと
腕立てをさせられた
みんなが授業を受けてるすぐ横で
30分くらい
また給食費が払えないと言うと
先生はグーで僕をなぐった
しばらく血がとまらなかったけど
父親が金がないって言うんだから
どうしたらいいかわからなかった
図画工作で
なんか粘土をこねて
作品を作れって言われたから
形の崩れたトロフィーのような
物を作って
上からあとでいろんな色になる
釉薬をたらしまくったら
仕上がりを教師に異常に
気に入られた
先生は
慕う生徒たちを前に
10年後か20年後に
同窓会をしたいねと
笑顔で言っていた
なんだか
ちがう星の生物を
見てるようだった
人間味のある
いいひとだったのかもしれないけど
子供には理解するには
難しすぎたよ