6歳くらいの時に家族で海に行った
砂浜から海に放り投げられ
戻ろうとすると
義父に頭をつかまれ
沈められた
それを何回も繰り返されているうちに
遥か昔の記憶が蘇ってきた
僕は非常に居心地の良いところに居たように思う
それが突然放り出されて
だんだん とても苦しくなってきた
これ以上
こんな状態が続いたらどうにか
なっちゃうんじゃないかって
思う頃
なんか引っ張られた
知らないおばさんたちに
いろいろ言われながら
いろいろしてもらって
やっと やっと やっと
なんか楽になってきた
息の仕方を覚えて
いっぱい泣いた
全身で必死に泣いた
子供の頃は
いっかい泣き出すと
しばらく止まらない
4〜5歳くらいの時に
母親にそれを叱られながらおもったんだ
どうして自分で止められないんだろうって
それが不思議だった
だから子供は
気がすむまで
泣かせたらいい
大人になっても
泣かなくていいくらいに