本にどハマりしてた
中学生の頃に
この一連のシリーズを読みふけり
すっかり動物は話せるんだと思ってしまったから
だれも見ていないところでは
猫とか犬とかカラスとかなんでも
話しかけるくせがついてしまった
それから数年して
親戚のうちでは
いとこが動物を拾ってくる定期な状態だったので
常になんらかの動物が居て
時々その世話を僕もさせられていた
犬は散歩が必須な動物なので
毎日僕が散歩に連れて行ってた
最初は言うことを全く聞かなくて
持ってる鎖やリードを強引に引っ張ったり(犬がね)
疲れて少しリードを離してみたら
ものすごく遠くに走り去ってしまって
それから何時間かして家に戻ってきたり
そんな感じだった
それでも何年もすると
だんだん言うことを聞く様になってきて
三年目くらいにはもうリードをつけなくても
自分の半径5〜10mくらいで付いてきてくれるように
なっていた
もちろん散歩中はいろいろ
通じているかはわからないけど
話しかけていた
それから高校卒業して
地元から遠く離れたところに就職して
半年ぶりくらいに犬を散歩に連れて行ってみたら
まえと全く違って
僕のそばを全く離れない感じになっていた
入ってから数年〜10年くらいは
仕事も辛すぎて大変だったので
帰省するたびに
犬にいろいろ相談していた
あるとき精神的にかなりきて
数日休暇をもらって
帰省をして犬を散歩につれていった
もうだめだ(;ω;)と思ったんで
それを犬に言って
いっぱい泣いたら
不思議そうな顔をして
思いっきり僕の顔を覗き込んでいた
人間には理解してもらえない僕でも
犬にはわかってもらえたのかわからないけど
なんか少しだけ気持ちが収まって
また仕事にもどっていった
それから数年して犬はこの世から居なくなったけど
適当に友達もできてさみしいことは
少なくなっていったよ